公開日:2026年10月26日
パソコンが家にない、あっても普段は使わない。それでも履歴書は作れます。手書きの指定がなければ、スマホで入力してPDFにすれば、メールでも郵送でも提出できます。つまずくのは、小さい画面での入力と、できあがりの確認です。
結論:スマホだけで、作るところから提出まで終わります
履歴書は、手書きの指定がなければ、スマホで作っても問題ありません。手書きとパソコンのどちらで作るかは、応募先に指定がなければどちらでもよく、スマホで作った履歴書もパソコンで作ったものと同じ扱いです。
流れは次の4つです。
- 書く材料を手元にそろえる
- Webの作成サービスで欄を埋める
- PDFに保存して、拡大して確かめる
- メールで送るか、コンビニで印刷する
応募先から「手書きで」と指定されているときだけは、スマホでは作れません。指定は求人票や応募の案内に書かれているので、始める前に見ておいてください。
スマホで作る方法は2つあります
| 方法 | 向いている人 | つまずきやすい点 |
|---|---|---|
| 履歴書の作成サービス(Web・アプリ)で欄を埋める | ほとんどの人 | サービスによって、保存できる様式が決まっている |
| WordやExcelの様式ファイルをスマホのアプリで開いて書き込む | 応募先から様式のファイルを渡された人 | 小さい画面で表の枠を崩さずに直すのが難しい |
応募先から決まった様式のファイルを渡されたのでなければ、作成サービスで欄を埋める方法をおすすめします。欄ごとに入力すれば、行の高さや文字の位置は自動で整います。様式のファイルをスマホで直接直すと、1文字入れただけで表が次のページへずれる、といったことが起きやすくなります。
始める前に、書く材料をそろえます
スマホでの入力で時間がかかるのは、文字を打つことよりも、途中で調べものをして手が止まることです。画面を行き来しているうちに、入力した内容が消えてしまうこともあります。先に次のものを1か所にまとめておきます。
- 学校の正式名称と、入学・卒業の年月
- 勤めた会社の正式名称と、入社・退職の年月
- 免許・資格の正式名称と、取得した年月
- 証明写真のデータ(スマホで撮ったもので構いません)
- 応募先の会社名と、応募する職種
卒業年が思い出せないときは、生年月日から計算できます。計算のしかたは、履歴書の西暦と和暦の書き方で解説しています。会社の正式名称は、会社のホームページの会社概要で確かめてください。
入力のコツ:長い文はメモで書いてから貼ります
氏名や住所のような短い欄は、そのまま打ち込めば足ります。手間がかかるのは、志望動機や自己PRのような長い文の欄です。
長い文は、入力欄に直接書かずに、メモアプリで下書きしてから貼り付けます。メモで書けば、途中で別の画面に移っても消えませんし、何度でも直せます。書き終えたら全体を選んでコピーし、入力欄に貼り付けてください。
スマホで文を書くときは、次の点に気をつけます。
- 予測変換の誤りに気をつける:「貴社」が「記者」、「御中」が「恩中」のように、似た音の別の語が入りやすくなります。
- 絵文字や顔文字を入れない:変換の候補にまぎれて入ることがあります。
- 改行を入れすぎない:スマホの画面で読みやすい改行は、A4の用紙では短すぎる行になります。段落の切れ目だけで改行してください。
- 数字と記号は全角・半角を揃える:「2020年」と「2020年」が混ざると、並べたときに目立ちます。
写真もスマホで用意できます
証明写真は、スマホで撮った写真を使えます。白や薄い色の壁の前で、正面から明るく撮れば足ります。撮り方は、履歴書用の証明写真をスマホで撮影する方法で解説しています。
作成サービスに写真を取り込む場合は、紙に印刷して貼る必要はありません。取り込んだ写真がそのまま履歴書のPDFに入ります。
仕上がりは、PDFを拡大して確かめます
入力を終えたら、PDFに保存してできあがりの姿で読み直します。入力画面では正しく見えていても、用紙に組むと次のようなずれが出ることがあります。
- 長い学校名や会社名が、行の途中で折り返している
- 志望動機の文が欄からあふれて、文字が小さくなっている
- 写真の顔が切れている、傾いている
- 西暦と和暦が混ざっている
スマホの画面ではA4の1ページが小さく表示されるので、2本の指で拡大し、上の欄から順に見ていきます。誤字は、声に出して読むと見つけやすくなります。
提出の形ごとの仕上げ
メールで送る場合
PDFをそのまま添付して送ります。ファイル名は、開く前に誰の何の書類かが分かる「履歴書_山田太郎.pdf」の形に変えておきます。スマホでも、ファイルを管理するアプリから名前を変えられます。件名や本文の書き方は、履歴書をメールで送る方法で解説しています。
スマホのメールアプリは、署名が初期設定のまま(端末名などが入っている)のことがあります。送る前に確かめてください。
郵送・持参する場合
PDFをコンビニで印刷します。プリンターがなくても、スマホのアプリからPDFを送れば、店のコピー機でA4に刷れます。店ごとのアプリと手順は、履歴書をスマホからコンビニで印刷する方法で解説しています。
応募フォームにアップロードする場合
求人サイトや会社の応募フォームから書類を出す場合も、PDFを選んで添付します。画像(JPEG)しか受け付けない場合を除き、PDFのまま出してください。
スマホで作るときによくある失敗
| 失敗 | 防ぎ方 |
|---|---|
| 入力の途中で画面を閉じて、内容が消えた | 入力した内容を端末に残せるサービスを使う/長い文はメモで書く |
| 印刷したら写真が白黒になった | コンビニの機械で「カラー」を選ぶ |
| 古いPDFを送ってしまった | 応募先ごとに直したら、そのたびに保存し直す |
| ファイル名が「rirekisho.pdf」のまま届いた | 添付の前に名前を変える |
| 貴社・御社を取り違えた | 書類は「貴社」。予測変換の候補で確かめる |
Rirekisyで作る場合
Rirekisyは、スマホのブラウザでそのまま使えます。アプリを入れる必要はありません。基本情報・学歴・職歴・免許資格・志望動機・希望条件の6つのステップを順に埋めると、最後の「PDFダウンロード」からA4の2ページのPDFとして保存できます。アカウントを作らずに保存することもできます。
入力した内容は、その端末のブラウザに残ります。途中で画面を閉じても、次に開いたときに続きから入力できます。人から借りたスマホで作った場合は、最後にプレビューの下の「このデバイスから入力データを削除」を押して、入力内容と写真を消してください。
証明写真は、スマホで撮った写真をそのまま取り込み、画面の上で縦4:横3の範囲を指定して切り出せます。取り込んだ写真はPDFに入るので、貼る作業はいりません。
「プレビューに反映」を押すと、実際に保存されるPDFと同じ姿がスマホの画面に出ます。保存の前に、ここで拡大して確かめてください。スマホでPDFを保存すると、画面の下にコンビニで印刷するためのアプリの案内が出ます。
よくある質問
Q. スマホで作った履歴書は、手抜きだと思われませんか
思われません。応募先に届くのは、印刷した紙かPDFで、パソコンで作ったものと見分けはつきません。見られているのは、何で作ったかではなく、中身と丁寧さです。
Q. 職務経歴書もスマホで作れますか
作れます。ただし職務経歴書は文の量が多いので、業務内容や自己PRは、メモで下書きしてから貼り付ける方法が向いています。
Q. スマホで作った履歴書に、手書きで署名を足す必要はありますか
ありません。氏名は入力したままで構いません。応募先から署名を求められた場合だけ、印刷してから手書きで書き足します。
Q. 画面が小さくて、全体が見えません
入力は1つの欄ずつ進めれば、画面の大きさは気になりません。全体を見るのは最後の確認のときだけで、PDFを拡大して上から順に見ていけば足ります。