公開日:2026年10月22日

履歴書にも職務経歴書にも、自己PRや志望動機を書く場所があります。同じ文を2回書くのは手抜きに見えそうで、かといって別の話を書くと食い違いそうです。答えは、話の軸を1つにして、2枚で書く深さを変えることです。
結論:軸は同じにして、文は替えます
2枚で言っていることの軸は同じにします。強みも、応募する理由も、2枚で食い違ってはいけません。そのうえで、文は書き分けます。
一字一句同じ文を2枚に載せると、読み手は同じ文を2回読むことになり、片方が要らなくなります。2枚で言っていることが食い違うのは、いちばん避けたい形です。
2枚の役割を分けます
書き分けるときは、2枚の役割の違いを使います。
| 履歴書 | 職務経歴書 | |
|---|---|---|
| 役割 | どんな人かを短く伝える | 何ができるかを根拠つきで伝える |
| 自己PR | 強みを結論として、2〜4文で | 強みが出た経験・数字・工夫を具体的に |
| 志望動機 | なぜこの会社かを書く | 欄がなければ書かなくてよい |
履歴書には結論と要点を、職務経歴書にはその根拠になる経験を書く、と考えると分けやすくなります。2つの書類の役割は、履歴書と職務経歴書の違いで解説しています。
書き分けの例
強みが「段取りを組んで、期限を守ること」の場合です。
履歴書の自己PR
私の強みは、段取りを組んで期限を守ることです。前職では店舗の発注と在庫管理を担当し、欠品を減らしました。貴社の物流の仕事でも、この強みを活かせると考えています。
職務経歴書の自己PR
【段取りを組み、期限を守る力】 店舗の発注担当として、曜日ごとの売れ行きを記録し、発注量を決める表を作りました。月に10回ほどあった欠品が、半年で2回まで減りました。繁忙期の前には、2週間前から納品の日程を仕入れ先と調整し、売り場を空けることなく乗り切りました。
軸は同じ「段取りと期限」です。履歴書はそれを短く言い切り、職務経歴書は数字と手順で裏づけています。履歴書の自己PRの考え方は、自己PRの書き方で解説しています。
志望動機は、履歴書に書けば足ります
職務経歴書に志望動機の欄を設ける決まりはありません。志望動機は履歴書に書き、職務経歴書には経験の中身を書くという分け方で足ります。
職務経歴書の様式に志望動機の欄がある場合や、応募先に求められた場合は、履歴書と同じ理由を、経験と結びつけて書き直します。履歴書の文を貼り付けるのではなく、「どの経験があるから、この仕事でこう働けるか」に寄せてください。志望動機の書き方は、履歴書の志望動機の書き方で解説しています。
同じでよい欄
書き分けるのは、自己PRや志望動機のような自分の考えを書く欄だけです。事実を書く欄は、2枚で同じにします。むしろ、違っていてはいけません。
| 同じにする欄 | 理由 |
|---|---|
| 氏名・日付 | 2枚が同じ人の同じ応募の書類だと分かるように |
| 会社名・在籍期間 | 事実なので、2枚で違えばどちらかが誤り |
| 免許・資格 | 名称と取得年月は、正式なものを同じ表記で |
職務経歴書の「活かせる経験・知識・スキル」に資格を載せるときも、名称は履歴書と同じ正式名称にします。
Rirekisyで作る場合
Rirekisyでは、履歴書の「志望の動機・特技・アピール」と、職務経歴書の「自己PR」は、別々に入力する欄です。片方に書いた文が、もう片方へ写ることはありません。一方、氏名・ふりがな・記入日と、職歴の会社名・年月は、書類を切り替えたときに切り替えた先が空欄なら引き継がれるので、事実の欄は2枚でそろいます。職務経歴書には「職務要約」の欄もあり、経歴を3〜5行でまとめます。
画面の上部で履歴書と職務経歴書を切り替えられるので、履歴書に書いた強みを見ながら、職務経歴書の自己PRを書けます。
よくある質問
Q. 職務経歴書に自己PRを書いたら、履歴書の欄は空けていいですか
空けないでください。履歴書だけを先に読む担当者もいます。履歴書には、短くても強みの結論を書きます。
Q. 強みを2つ書きたいときは
職務経歴書では2つ書いても構いません。履歴書は欄が狭いので、応募先にいちばん関係のある1つに絞ってください。2つ書く場合も、履歴書に書いた強みは職務経歴書にも入れます。
Q. 応募先ごとに、2枚とも書き直す必要がありますか
書き直すのは、志望動機と、自己PRで応募先に結びつける部分です。職務経歴の本文は、応募先が変わってもほぼそのまま使えます。