公開日:2026年10月13日
職歴の終わりを「退職」と書くか「退社」と書くか。どちらも見かけるので、どちらかが間違いなのではないかと不安になります。結論から言うと、どちらも使われていて、どちらでも通じます。迷うのは、勤め先が会社ではなかったときです。
「退職」でも「退社」でも構いません
履歴書では、どちらの書き方も使われています。決まっているのは、1枚の中で混ぜないことです。1社目を「退社」と書いたら、2社目も「退社」と書きます。
| 言葉 | 意味 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 退社 | 会社を辞める | 「入社」と対にして揃えたいとき |
| 退職 | 勤めを辞める | 会社以外の勤め先を含むとき。どの勤め先にも使える |
「退社」には、その日の仕事を終えて会社を出るという意味もあります。履歴書の職歴欄でそう読まれることはありませんが、迷ったら「退職」にしておけば、どの勤め先にも使えます。
理由を添えて1行にします
「退職」「退社」だけを書くのではなく、理由を短く添えて1行にします。
| 辞め方 | 書き方 |
|---|---|
| 自分の意思で辞めた | 一身上の都合により退職 |
| 会社の都合(倒産・整理など) | 会社都合により退職 |
| 期間の決まった契約が終わった | 契約期間満了により退職 |
くわしい事情を書く必要はありません。この一文で足ります。退職理由の書き分けは退職理由の書き方で解説しています。
会社ではない勤め先の書き方
「入社」「退社」は、会社に対して使う言葉です。勤め先が会社でない場合は、言葉を替えます。
| 勤め先 | 入るとき | 辞めるとき |
|---|---|---|
| 株式会社・有限会社など | 入社 | 退社/退職 |
| 病院・クリニック・介護施設・保育園(医療法人・社会福祉法人など) | 入職 | 退職 |
| 銀行 | 入行 | 退職 |
| 官公庁・役所 | 入庁 | 退職 |
| 個人経営の店・事務所 | 入店/勤務 | 退職 |
辞めるときは、どの勤め先でも「退職」で通じます。勤め先の種類が混ざる経歴なら、辞める行は「退職」に揃えると、表記がばらつきません。株式会社が運営する施設や店なら、「入社」で構いません。
退職する日が決まっているとき
在職中で、退職する日がすでに決まっている場合は、「現在に至る」のあとに予定日を添えます。
2022年 4月 株式会社〇〇 入社 現在に至る(2026年11月30日 退職予定)
まだ退職を申し出ていない段階では、日付を書かないでください。書いた日付が、応募先との約束として扱われます。在職中の応募の進め方は在職中の転職の進め方で解説しています。
合併や社名変更は「退社」と書きません
在籍中に会社が合併した、社名が変わった、分社化で別の会社に移った。こうした場合、自分から辞めたわけではないので「退社」「入社」とは書きません。入社と退職の行のあいだに、何が起きたかを1行で足します。書き方は学歴・職歴欄の書き方で解説しています。
Rirekisyで作る場合
Rirekisyの職歴欄は、会社ごとに会社名と入社・退社の年月を入力する形です。帳票には「〇〇 入社」「〇〇 退社」の表記で出ます。表記は自動で揃うので、1枚の中で「退社」と「退職」が混ざることはありません。
表記を「入職」「退職」に替えることや、退職理由を書き入れることはできません。今も勤めている会社は「在籍中(現在に至る)」にチェックを入れると、「現在に至る」の行が入ります。「現在に至る」と「以上」の書き方は「現在に至る」と「以上」の書き方で解説しています。
よくある質問
Q. 「退職」と「退社」が混ざったまま提出してしまいました
意味は通じるので、それだけで選考に響くことは考えにくいです。連絡し直す必要はありません。次に出す分から揃えてください。
Q. アルバイトを辞めたときも「退社」と書きますか
「退職」と書くのが収まりがよいです。アルバイトは「入社」と書いても構いませんが、会社名のあとに「(アルバイト)」と添えて、雇用の形が分かるようにしてください。
Q. 職務経歴書でも、同じ書き方にしますか
揃えてください。履歴書で「退職」と書いたなら、職務経歴書でも「退職」と書きます。2枚の表記が違うと、別々に作ったものを合わせたように見えます。
Q. 派遣で働いていた場合は、どう書きますか
派遣元と就業先を分けて書く形になります。書き方は派遣の履歴書の職歴の書き方で解説しています。