履歴書に短期アルバイトは書く?すぐ辞めた会社・試用期間の扱い

公開日:2026年10月13日

数日で終わった単発の仕事、1か月で辞めたアルバイト、試用期間のうちに辞めた会社。短い期間で終わった仕事を履歴書に書くかどうかは、迷いやすいところです。判断の軸は期間の長さではなく、どういう形で雇われていたかです。

書くかどうかは、雇用の形で決まります

雇用の形履歴書の職歴欄
正社員・契約社員として入社した会社期間に関係なく書く
派遣社員として就業した仕事書く(派遣元と就業先の書き方がある)
アルバイト・パート応募先と期間を見て、選んで書ける
単発・日雇いの仕事1件ずつは書かない

正社員や契約社員として入社した会社は、在籍が1か月でも書きます。アルバイトは事情が違い、すべてを並べる必要はありません。

正社員として入った会社は、短くても書きます

在籍していた事実は、雇用保険や年金の記録に残っています。書かずに出すと、経歴の申告漏れになります。入社の手続きで前職の書類を出すときに食い違いが出ることがあり、入社後に分かった場合の不利益のほうが大きくなります。

2025年 4月 株式会社〇〇 入社
2025年 6月 一身上の都合により退職

履歴書には、ほかの会社と同じ形で事実だけを書きます。短かった事情は書き添えません。面接で聞かれたときに、短く説明できるようにしておいてください。

試用期間のうちに辞めた場合

試用期間であっても、会社に在籍していたことに変わりはありません。「入社」と「退職」の2行で、ほかと同じように書きます。「試用期間中に退職」と書き添える必要はありません。

アルバイトは、選んで書けます

アルバイトの扱いは、何に応募するかで変わります。

応募先短いアルバイトの扱い
アルバイト・パートの求人応募先と関係の深いもの、長く続けたものを中心に。1か月ほどで辞めたものは無理に書かなくてよい
正社員の求人(アルバイト経験しかない)原則書かない。応募先の仕事と関係が深い経験は「アルバイト」と分かる形で書く
正社員の求人(正社員を辞めたあとのアルバイト)3か月以上続けたものを書くと、空白の期間が埋まる

数週間のアルバイトをいくつも並べると、続かない人という見え方になります。書かなかったものについても、面接で聞かれたら答えられるようにしておいてください。書いていないことと、隠すことは別です。

単発・日雇いの仕事は、1件ずつ書きません

イベントの設営や倉庫の日雇いなど、1日ごとに終わる仕事は、1件ずつ職歴欄に書くものではありません。ただし、そうした仕事を数か月以上続けていた期間は、何も書かないと空白に見えます。手書きや自由に入力できる様式なら、期間をまとめて1行で書けます。

2024年 4月 登録制の単発アルバイト(イベント設営・倉庫内作業)に従事
2024年12月 上記を終了

仕事をしていなかった期間の書き方は空白期間の書き方で解説しています。

短期の仕事が続いているとき

期間の定めがある仕事を続けてきた場合は、終わり方を正確に書くと見え方が変わります。期間が決まっていた仕事を最後まで勤めたのなら、「一身上の都合により退職」ではなく「契約期間満了により退職」です。自分の都合で辞めたのではないことが、その1行で伝わります。雇用形態の添え方は契約社員・パートの職歴の書き方で解説しています。

2025年 7月 株式会社〇〇(アルバイト・2か月の短期契約) 入社
2025年 8月 契約期間満了により退職

在籍の短い会社が複数ある場合の並べ方は転職回数が多い人の履歴書で解説しています。

短かったことは、志望動機で答えます

短い在籍がある人の応募で気にされるのは、「また短い期間で辞めないか」の一点です。職歴欄で言い訳をするのではなく、志望動機で「今回はなぜ続けられるか」を書いてください。通える距離であること、仕事の内容を確かめたうえで応募していること、といった事実が根拠になります。

Rirekisyで作る場合

Rirekisyの職歴欄は、会社ごとに会社名と入社・退社の年月を入力する形です。アルバイトは、会社名の欄に「株式会社〇〇(アルバイト)」と入れてください。帳票には「〇〇 入社」「〇〇 退社」の2行で出ます。

単発の仕事を1行にまとめる書き方は、この入力の形には合いません。単発の仕事を続けていた期間のことは、志望動機・アピールの欄で触れてください。入力した内容はブラウザに残るので、応募先に合わせて書くアルバイトを入れ替えて出し直せます。

よくある質問

Q. 1日で辞めたアルバイトも書きますか

書かなくて構いません。アルバイトは、応募先と関係の深いものや長く続けたものを選んで書けます。

Q. 在籍3か月の正社員の職歴を書かないと、分かりますか

雇用保険や年金の記録に残っているため、入社の手続きの段階で分かることがあります。書いたうえで、面接で説明できるようにしておくほうが安全です。

Q. 短期のアルバイトばかりで、書けるものがありません

いちばん長く続けたものと、応募先の仕事に近いものを選んで書いてください。残りは、自己PRで「接客の仕事を合わせて2年続けてきた」のようにまとめて触れられます。

Q. 研修だけ受けて辞めた会社はどうなりますか

雇用契約を結んで入社していたなら、在籍していたことになります。正社員や契約社員としての入社であれば書いてください。

ほかのコラム

履歴書と職務経歴書はホチキスで留める?クリップと重ねる順番 履歴書と職務経歴書は、ホチキスでもクリップでも留めません!重ねてクリアファイルに入れれば、順番はそのまま保たれます。本コラムでは、留めない理由から、重ねる順番、職務経歴書が複数枚のときの扱いまで解説します。 履歴書に印鑑は必要?押印欄がないときとあるときの対応 履歴書に印鑑は、原則として要りません!いま広く使われている様式には、押印する欄そのものがないためです。本コラムでは、押さなくてよい理由から、押印欄のある用紙を使うときの印鑑の選び方、きれいに押す手順まで解説します。 営業職の履歴書の書き方 未経験からの志望動機の例文 営業職は、未経験から応募できる求人が多い仕事です!見られるのは営業の実績ではなく、人と話す仕事を続けてきたかどうかです。本コラムでは、営業の種類の確かめ方から、接客や販売の経験の書き方、志望動機の例文まで解説します。 履歴書は「退職」と「退社」どっち?入社・入職の使い分けも 履歴書に書くのは「退職」でも「退社」でも構いません!決まっているのは、1枚の中で混ぜないことだけです。本コラムでは、どちらを選ぶかの考え方から、会社以外の勤め先での書き方、退職予定の書き方まで解説します。 履歴書の使い回しはバレる?応募先ごとに直す欄はここ 履歴書の使い回しは、日付と志望動機で分かります!ただ、学歴や職歴のように、どの応募先でも同じでよい欄もあります。本コラムでは、同じでよい欄と直す欄の分け方から、コピーでの提出、戻ってきた履歴書の扱いまで解説します。 履歴書の「現在に至る」と「以上」の書き方 同じ行でもいい? 履歴書の「現在に至る」は今も勤めていることを、「以上」は経歴がここで終わりであることを示します!役割が違うので、在職中なら両方を書きます。本コラムでは、書く位置から、行が足りないときの収め方、学歴欄での扱いまで解説します。

コラム編集方針

履歴書の作成をはじめる