履歴書に印鑑は必要?押印欄がないときとあるときの対応

公開日:2026年10月13日

履歴書には印鑑を押すもの、と覚えている人は少なくありません。以前の用紙には、氏名の横に「印」の欄がありました。いまの様式にはその欄がなく、押さずに出して問題ありません。迷うのは、手元の用紙に押印欄が残っているときです。

押印欄がなければ、印鑑は要りません

厚生労働省が2021年4月に公表した履歴書の様式例には、押印する欄がありません。欄がない用紙には、押す必要はありません。氏名の横の余白に、自分の判断で押すこともしないでください。欄のないところに押された印は、かえって目立ちます。

手元の用紙印鑑
押印欄がない押さない
押印欄(「印」のマーク)がある押す
応募先が指定した用紙に押印欄がある押す
募集要項に「押印のこと」と書かれている押す

押印欄があるときは、押します

古い様式や一部の市販の用紙には、氏名の右に「印」と書かれた欄が残っています。欄があるなら、押してください。欄があるのに空いていると、書き忘れと同じ見え方になります。

押したくない、印鑑が手元にない、という場合は、押印欄のない様式に替えるのがいちばん早い方法です。応募先から用紙の指定がなければ、どの様式を使っても構いません。様式ごとの違いは履歴書の様式の選び方で解説しています。

使う印鑑

履歴書に押すのは、朱肉を付けて押す認印です。実印や銀行印を使う必要はありません。

印鑑履歴書に使えるか
認印(朱肉を使うもの)使える
インクが内蔵された浸透印避ける。インクがにじみやすく、正式な書類には向かないとされる
実印・銀行印使えるが、使う必要はない

きれいに押す手順

押し損じると、その1枚を書き直すことになります。先に印鑑を押してから、ほかの欄を書くと、失敗しても書いた分が無駄になりません。

順番すること
1用紙の下に、数枚の紙かマットを敷く
2印面のごみを取り、朱肉を軽く数回たたくように付ける
3印鑑の上下を確かめ、欄の中央にまっすぐ下ろす
4小さく「の」の字を書くように、重みをかける
5まっすぐ上に離し、朱肉が乾くまで触らない

押し損じたとき

かすれた、欠けた、傾いた、二重になった。こうなったときは、上から押し直さず、新しい用紙に書き直します。修正液や修正テープも使いません。書き損じたときの考え方は書き間違えたときの直し方で解説しています。

パソコンで作った履歴書の場合

パソコンやスマートフォンで作った履歴書も、押印欄がなければ押しません。印刷した紙に、あとから押す必要もありません。メールで送るPDFに、印鑑の画像を貼り付ける必要もありません。

履歴書以外で、印鑑が要る場面

履歴書に押さなくても、採用が決まったあとの手続きでは、印鑑を求められることがあります。雇用契約書や、通勤手当の申請などの書類です。面接の案内に「印鑑持参」と書かれていたら、履歴書に押すためではなく、その場で書く書類のためです。朱肉を使う認印を持っていってください。

Rirekisyで作る場合

Rirekisyの履歴書は厚生労働省の様式例に沿っているため、押印欄はありません。出力したPDFを、そのまま印刷するかメールで送れば足ります。印鑑は要りません。

よくある質問

Q. 押印欄のない履歴書に、念のため押しておいてもよいですか

押さないでください。欄のない場所に押す決まりはなく、押した位置がかえって目に付きます。

Q. 押印欄があるのに、押し忘れて提出しました

それだけで不採用になることは考えにくいですが、気づいた時点で次の応募から直してください。応募先から連絡があった場合は、指示に従います。

Q. アルバイトの履歴書にも、印鑑は要りますか

同じです。押印欄がある用紙なら押し、ない用紙なら押しません。店から指定があれば、それに従ってください。

Q. 職務経歴書に印鑑は押しますか

押しません。職務経歴書は様式が自由な書類で、押印する欄は設けません。

ほかのコラム

履歴書と職務経歴書はホチキスで留める?クリップと重ねる順番 履歴書と職務経歴書は、ホチキスでもクリップでも留めません!重ねてクリアファイルに入れれば、順番はそのまま保たれます。本コラムでは、留めない理由から、重ねる順番、職務経歴書が複数枚のときの扱いまで解説します。 履歴書に短期アルバイトは書く?すぐ辞めた会社・試用期間の扱い 短い期間で終わった仕事を履歴書に書くかどうかは、雇用の形で決まります!正社員として入った会社は期間に関係なく書き、アルバイトは選んで書けます。本コラムでは、その線引きから、短期の仕事が続いたときのまとめ方まで解説します。 営業職の履歴書の書き方 未経験からの志望動機の例文 営業職は、未経験から応募できる求人が多い仕事です!見られるのは営業の実績ではなく、人と話す仕事を続けてきたかどうかです。本コラムでは、営業の種類の確かめ方から、接客や販売の経験の書き方、志望動機の例文まで解説します。 履歴書は「退職」と「退社」どっち?入社・入職の使い分けも 履歴書に書くのは「退職」でも「退社」でも構いません!決まっているのは、1枚の中で混ぜないことだけです。本コラムでは、どちらを選ぶかの考え方から、会社以外の勤め先での書き方、退職予定の書き方まで解説します。 履歴書の使い回しはバレる?応募先ごとに直す欄はここ 履歴書の使い回しは、日付と志望動機で分かります!ただ、学歴や職歴のように、どの応募先でも同じでよい欄もあります。本コラムでは、同じでよい欄と直す欄の分け方から、コピーでの提出、戻ってきた履歴書の扱いまで解説します。 履歴書の「現在に至る」と「以上」の書き方 同じ行でもいい? 履歴書の「現在に至る」は今も勤めていることを、「以上」は経歴がここで終わりであることを示します!役割が違うので、在職中なら両方を書きます。本コラムでは、書く位置から、行が足りないときの収め方、学歴欄での扱いまで解説します。

コラム編集方針

履歴書の作成をはじめる