公開日:2026年10月13日
職歴の最後に書く「現在に至る」と「以上」は、どちらも短い言葉ですが、書く位置や、両方要るのかどうかで迷います。この2つは役割が違います。役割が分かれば、どの場面でどちらを書くかは自然に決まります。
「現在に至る」と「以上」は、役割が違います
| 言葉 | 伝えていること | 書く人 |
|---|---|---|
| 現在に至る | 最後に書いた会社に、今も勤めている | 在職中の人だけ |
| 以上 | 学歴・職歴の記載は、ここで終わり | 全員 |
「以上」は、このあとに書き足された行がないことを示す締めの言葉です。在職中かどうかに関係なく、全員が書きます。「現在に至る」は、在職中の人だけが書きます。
在職中の書き方
今も勤めている会社は、入社の行の次に「現在に至る」と書き、その次の行に右寄せで「以上」と書きます。
職歴 2022年 4月 株式会社〇〇 入社 現在に至る 以上
「現在に至る」は左寄せで、会社名と同じ位置から書きます。「以上」だけが右寄せです。
退職している場合の書き方
すでに退職しているなら、「現在に至る」は書きません。最後の退職の行の次に、右寄せで「以上」と書きます。
2022年 4月 株式会社〇〇 入社 2025年 3月 一身上の都合により退職 以上
行が足りないときは、同じ行に書いて構いません
職歴が多く、最後の行まで埋まってしまうことがあります。その場合は、最後の行の右端に「以上」を書いて構いません。「現在に至る」と「以上」が同じ行に並ぶ形になっても問題ありません。
2022年 4月 株式会社〇〇 入社 現在に至る 以上
「以上」を書く行を空けるために、職歴を1社ぶん削る必要はありません。行そのものが足りないときの詰め方は学歴・職歴欄の書き方で解説しています。
学歴の最後には書きません
学歴と職歴が1つの欄に続けて書かれる様式では、「以上」は職歴の最後に1回だけ書きます。学歴の最後、つまり「職歴」の見出しの手前には書きません。
学歴欄と職歴欄が分かれている様式
学歴と職歴の欄が別々に印刷されている様式でも、考え方は同じです。職歴の最後に1回あれば足ります。学歴欄の最後にも「以上」を入れてある見本もありますが、入れなかったことで誤りにはなりません。
学歴に「現在に至る」は使いません
在学中の学校は、「現在に至る」ではなく「在学中」や「卒業見込み」と書きます。
2023年 4月 〇〇大学 経済学部 経済学科 入学 2027年 3月 〇〇大学 経済学部 経済学科 卒業見込み
職歴がないときも「以上」は書きます
職歴が1つもない場合は、「職歴」の見出しの次の行に「なし」と書き、その次の行に右寄せで「以上」と書きます。「なし」だけで終えず、「以上」まで書いて締めてください。
職歴 なし 以上
書き忘れたまま提出したとき
「以上」の書き忘れは、よくある見落としです。それだけで不採用になることは考えにくく、提出したあとで連絡し直す必要もありません。次に出す分から入れてください。提出前に見直す箇所は書き間違えたときの直し方にまとめています。
Rirekisyで作る場合
Rirekisyの職歴欄は、会社ごとに会社名と入社・退社の年月を入力する形です。今も勤めている会社は、「在籍中(現在に至る)」にチェックを入れると、帳票に「現在に至る」の行が入ります。
「以上」は入力する必要がありません。学歴・職歴の最後に、自動で右寄せで入ります。書き忘れが起きない形になっています。
よくある質問
Q. 「現在に至る」と「以上」は、両方書くのですか
在職中なら両方書きます。「現在に至る」は今も勤めていること、「以上」は記載がここで終わることを示していて、役割が別だからです。
Q. 退職する日が決まっています
「現在に至る」のあとに、かっこで退職予定日を添えられます。まだ退職を申し出ていない段階では、日付を書かないでください。書き方は在職中の転職の進め方で解説しています。
Q. 「以上」は免許・資格欄にも書きますか
書かなくて構いません。「以上」が必要なのは学歴・職歴の最後です。
Q. アルバイトを続けながら応募します。「現在に至る」と書けますか
職歴欄にそのアルバイトを書いているなら、「現在に至る」と書きます。雇用の形に関係なく、今も続けている仕事に使う言葉です。