履歴書の賞罰欄の書き方 「なし」でいい?書く基準と書き方

公開日:2026年10月13日

賞罰という言葉は、ふだん使いません。履歴書にこの欄があると、何を書くところなのか、空けておいてよいのかで手が止まります。この欄に書くことがある人は多くありません。まず、自分が「なし」に当たるかどうかを確かめましょう。

賞罰欄は、すべての履歴書にある欄ではありません

厚生労働省が2021年4月に公表した履歴書の様式例には、賞罰の欄はありません。この欄があるのは、市販の履歴書の一部です。「学歴・職歴・賞罰」のように、学歴・職歴と同じ欄にまとめられている形がよく見られます。

欄のない様式を使っているなら、賞罰について書き足す必要はありません。様式ごとの違いは履歴書の様式の選び方で解説しています。

書くことがなければ「なし」

欄がある様式で、書くことがない場合は、「なし」と書きます。空けたままにすると、書き忘れなのか、ないのかが分かりません。

学歴・職歴と同じ欄にまとめられている様式では、職歴のあとに「賞罰」の見出しを中央に書き、次の行に「なし」と書いて、最後に右寄せで「以上」と書きます。「以上」の位置は「現在に至る」と「以上」の書き方で解説しています。

           職歴
2022年 4月 株式会社〇〇 入社
       現在に至る
           賞罰
       なし
                     以上

「賞」に書くもの

賞として書くのは、広く知られた大会や公的な表彰での受賞です。目安として、全国規模や国際的な大会での入賞、国や自治体からの表彰などが当たります。

賞罰欄に書くものほかの欄に書くもの
全国規模・国際的な大会での入賞社内の表彰(営業成績の表彰、皆勤賞など)→ 職務経歴書・自己PR
国・都道府県・市区町村からの表彰学校の部活動の地区大会・県大会の成績 → 自己PR、趣味・特技
官公庁からの感謝状検定の合格、資格の取得 → 免許・資格欄

社内の表彰や部活動の成績は、書いてはいけないのではなく、書く欄が違うということです。仕事での表彰は職務経歴書に、学生時代の成績は自己PRに書いたほうが、読む側の目に留まります。

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「罰」に書くもの

罰として書くのは、刑事罰です。裁判で有罪の判決が確定したものを指します。

罰に当たるもの罰に当たらないもの
懲役・禁錮(現在は拘禁刑)、罰金などの刑が確定したもの交通違反の反則金(いわゆる青切符)
交通違反でも、罰金などの刑を受けたもの(いわゆる赤切符)会社での懲戒処分(減給、出勤停止など)
不起訴になったもの、裁判が続いていて確定していないもの

駐車違反や軽い速度超過で納めた反則金は、行政上の手続きで、刑事罰ではありません。賞罰欄に書くものではありません。

時間がたったものの扱い

刑を受け終えてから、罰金以上の刑を新たに受けることなく法律で決められた年数がたつと、刑の言い渡しは効力を失うとされています(刑法)。そうなったものは、賞罰欄に書かなくてよいと一般に考えられています。自分の場合がどうなるか判断がつかないときは、弁護士などの専門家に確かめてください。

欄があるのに書かないと、どうなるか

賞罰欄がある履歴書で、書くべき罰があるのに「なし」と書くと、経歴を偽ったことになります。あとで分かった場合、採用の取り消しや解雇の理由になることがあります。欄のない様式を使っている場合に、自分から書き足す決まりはありません。ただし、面接で直接聞かれたときに事実と違うことを答えれば、同じ問題になります。

運転の仕事に応募するとき

ドライバーなど運転を任される仕事では、賞罰欄とは別に、運転記録証明書の提出や、違反・事故の経歴の申告を求められることがあります。これは賞罰欄の話ではなく、応募先の手続きです。求められたら、そのとおりに出してください。運転の仕事に応募する履歴書はドライバー・配送の履歴書の書き方で解説しています。

Rirekisyで作る場合

Rirekisyの履歴書は厚生労働省の様式例に沿っているため、賞罰の欄はありません。書き足す必要もありません。

伝えたい受賞や表彰がある場合は、志望動機・アピールの欄に書いてください。仕事での表彰は、職務経歴書の「業務内容・実績」の欄に書くと、どの仕事での成果かが一緒に伝わります。

よくある質問

Q. 賞罰欄は、空欄ではいけませんか

欄があるなら「なし」と書いてください。空欄は書き忘れに見えます。

Q. スピード違反で反則金を納めたことがあります

反則金は刑事罰ではないので、賞罰欄には書きません。「なし」で構いません。

Q. 学生時代に県大会で優勝しました。賞に書けますか

賞罰欄ではなく、自己PRや趣味・特技の欄に書くほうが伝わります。全国規模の大会での入賞であれば、賞罰欄に書けます。

Q. 「賞罰なし」と1行で書いてもよいですか

「賞罰」の見出しを書いて次の行に「なし」と書く形が一般的ですが、行が足りないときは「賞罰 なし」と1行にまとめても通じます。

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