フリーターから正社員の履歴書の書き方 アルバイト経験はどこまで書く?

公開日:2026年10月6日

レジ・在庫・人に教える作業のうち1つが履歴書へ矢印でつながり、作業で比べて近い経験を選び(アルバイト)と書くことを示した図

アルバイトを続けてきて、正社員の求人に応募する。このとき迷うのは、アルバイトの経験を職歴欄に書いてよいのか、どこまで書くのかです。基準は、応募先の仕事との関係の深さです。関係は、思っているより多くの経験に見つかります。

アルバイト経験は、応募先に近いものを選んで書きます

正社員の求人に応募するとき、アルバイトの経験は原則として職歴欄には書きません。ただし、応募先の仕事と関係が深い経験であれば書いて構いません。書く場合は、アルバイトだったことが分かるように書きます。

経験書く場所
応募先の仕事と関係が深い職歴欄に「(アルバイト)」と分かる形で書く
関係が薄い職歴欄には書かず、自己PRで続けた年数と任された仕事として触れる

職歴欄に書くものが1つもなければ、「なし」と書いて「以上」で締めます。それで問題ありません。

関係は、職種の名前ではなく作業で探します

「コンビニのバイトと営業職は関係ない」と感じても、やっていた作業に分けると、重なるところが見つかります。職種の名前で比べると関係が見えず、作業で比べると見えてきます。

アルバイトでの作業関係が深い仕事の例
レジ・接客・お客さまへの説明販売、営業、受付、コールセンター
発注・在庫の数量管理・品出し倉庫管理、物流、店舗運営、事務
新人への仕事の教え方、シフトの調整店長候補、現場リーダー、人に教える仕事
調理・仕込み・衛生管理飲食、食品製造、給食
配達・運転ドライバー、配送、営業車を使う仕事

求人の「仕事内容」に書かれている作業と、自分のアルバイトの作業を横に並べてください。重なった経験が、職歴欄に書くものです。作業の分け方は未経験の職種に応募する履歴書の書き方でも解説しています。

職歴欄の書き方

アルバイトだったことが分かるように、会社名のあとに「(アルバイト)」と添えます。担当していた作業を1行足すと、関係の深さが伝わります。

           職歴
2021年 4月 株式会社〇〇(アルバイト) 入社
       〇〇店にて接客、発注、新人アルバイトの指導を担当
       現在に至る
                     以上

アルバイトを「正社員」のように見せる書き方はしないでください。雇用の形は、あとで必ず確認されます。アルバイトと明記したうえで、何を任されていたかを書くほうが、評価につながります。

同じ店に長くいたなら、それも伝わります

入社の年月と「現在に至る」が書かれていれば、何年続けたかは読む側が数えます。3年、5年と同じ職場で続けてきたことは、正社員の採用で気にされる「長く続けてもらえるか」への答えになります。

関係が薄い経験は、自己PRで伝えます

職歴欄に書かなかった経験も、なかったことにはなりません。自己PRや志望動機の欄で、続けた年数と、任されたこととして書いてください。

大学卒業後、飲食店のアルバイトを4年間続けてきました。
3年目からは開店作業を一人で任され、新しく入った方への
仕事の説明も担当しました。決まった手順を崩さずに回すことを
大事にしてきたので、その姿勢を貴社の業務でも生かしたいと考えております。

「アルバイトだから」と断りを入れる必要はありません。何を任され、どう取り組んだかを書けば、雇用の形に関係なく経験として読まれます。自己PRの組み立て方は自己PRの書き方で解説しています。

志望動機は、なぜ今、正社員なのかを書きます

フリーターから正社員に応募すると、「なぜ今、正社員として働きたいのか」をほぼ必ず聞かれます。志望動機にその答えを入れておくと、面接でも話がつながります。

理由は、背伸びしたものでなくて構いません。「一つの仕事を長く続けて、責任のある立場を任されるようになりたい」のように、これからどう働きたいかで書いてください。過去のことを謝る書き方は要りません。志望動機の型は志望動機の書き方で解説しています。

学歴欄は、ふだんどおりに書きます

学歴欄の書き方は、フリーターかどうかで変わりません。最終学歴が高校なら中学校の卒業から、専門学校や大学まで進んだなら高校の入学から書きます。卒業から応募までの年数が空いていても、学歴欄で説明する必要はありません。その期間のことは、職歴欄と自己PRで伝わります。学歴欄と職歴欄の基本は学歴・職歴欄の書き方で解説しています。

面接で聞かれやすいこと

聞かれること答え方
なぜ今、正社員を目指すのかこれからどう働きたいかで答える。志望動機と同じ話でよい
アルバイトで一番任されていたこと職歴欄・自己PRに書いた作業を、具体的な場面で話す
正社員として続けられるか同じ職場で続けてきた年数を根拠に答える

Rirekisyで作る場合

Rirekisyの職歴欄は、会社ごとに会社名と入社・退社の年月を入力する形です。会社名の欄に「株式会社〇〇(アルバイト)」と入れてください。今も続けているなら「在籍中(現在に至る)」にチェックを入れると、帳票に「現在に至る」の行が入ります。最後の「以上」は自動で右寄せで入ります。

履歴書の職歴欄には、担当した作業を書く行はありません。作業の中身は、志望動機・アピールの欄か、職務経歴書に書いてください。Rirekisyでは履歴書と職務経歴書を同じ画面で切り替えて作れ、氏名・ふりがな・記入日と、職歴の会社名・年月は、切り替えた先が空欄なら引き継がれます。職務経歴書には、会社ごとに業務内容と実績を書く欄があります。

よくある質問

Q. アルバイトを5つ以上、転々としてきました

応募先の仕事と関係が深いものを選んで書きます。すべてを並べる必要はありません。関係が薄いものは、自己PRで「接客の仕事を合わせて5年続けてきた」のようにまとめて触れられます。

Q. 職歴欄が「なし」だと、書類で落とされませんか

「なし」であることだけで落とされるとは限りません。自己PRと志望動機で、続けてきたことと、これからどう働きたいかが伝われば、判断の材料になります。

Q. 職務経歴書は必要ですか

求められていなければ不要です。求められた場合は、アルバイトで担当した業務を職務経歴として書いて構いません。

Q. 正社員の経験が少しだけあり、そのあとはアルバイトです

正社員の職歴を書き、退職したあとのアルバイトは、3か月以上続けたものを職歴欄に書くと空白の期間が埋まります。書き方は第二新卒と空白期間の記事で解説しています。

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