高校中退・中卒の履歴書の書き方 学歴欄が短くても大丈夫

公開日:2026年10月6日

数行だけ書かれた学歴欄と履歴書を持つ人を並べ、学歴欄は短くてよく事実をそのまま書くことを示した図

中学校を卒業して働き始めた人、高校を途中でやめた人は、学歴欄がすぐに埋まり終わります。行が少ないのを気にして書き方を工夫したくなりますが、学歴欄は事実を並べる欄で、工夫する場所ではありません。書き方を決めたら、ほかの欄に力を回してください。

学歴欄は、事実を短く書けば足ります

学歴欄は、どの学校にいつ入り、いつ出たかを並べる欄です。行が少ないことは、それだけで不利になりません。学歴を問わない求人も多く、そうした求人では、職歴や入れる時間、資格のほうが見られます。

書き方で気をつけるのは、学校名を正式名称で書くことと、在籍した事実を省かないことの2つです。学歴欄全体の書き方は学歴・職歴欄の書き方で解説しています。

最終学歴が中学校の場合

中学校の入学から書きます。小学校は書きません。

           学歴
2016年 4月 〇〇市立〇〇中学校 入学
2019年 3月 〇〇市立〇〇中学校 卒業
           職歴
2019年 4月 株式会社〇〇(アルバイト) 入社
……

「市立」「区立」なども含めて、学校名を省略せずに書きます。「〇〇中」のような略し方はしません。

高校を中退した場合

中学校の卒業から書き、高校は入学の行を書いたうえで、退学した年月に「中途退学」と書きます。

2019年 3月 〇〇市立〇〇中学校 卒業
2019年 4月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 入学
2020年 9月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 中途退学

中退を書かないという選択はありません

在籍した事実は、あとから確認されることがあります。入学だけ書いて退学を書かない、あるいは高校の在籍ごと省くと、経歴を偽ったことになります。中退は、そのまま書けば済む事実です。

理由は、添えたいときだけ一言

理由を書く決まりはありません。書くなら、「家庭の事情により中途退学」「経済的事情により中途退学」のように1行で足ります。長く説明したくなる事情があっても、履歴書には書かず、面接で聞かれたときに話せるようにしておいてください。

通信制や定時制に移った場合

全日制の高校をやめて、通信制や定時制の高校に入り直した場合は、前の学校の中途退学と、次の学校の入学を順に書きます。卒業していれば、最終学歴は高等学校卒業です。

2019年 4月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 入学
2020年 9月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 中途退学
2020年10月 〇〇高等学校 通信制課程 入学
2023年 3月 〇〇高等学校 通信制課程 卒業

在籍を続けたまま学校を移った場合は「転入学」と書きます。どちらだったか分からなければ、卒業した学校の卒業証明書や、在籍していた学校に確認してください。

高卒認定は、免許・資格欄に書きます

高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)に合格している場合は、免許・資格欄に「高等学校卒業程度認定試験 合格」と書きます。

2021年 8月 高等学校卒業程度認定試験 合格

高卒認定は、高校を卒業した人と同じ程度の学力があることを認める試験で、合格しても学歴は変わりません。学歴欄は中学校卒業や高校中退のまま書き、合格の事実は資格として示します。以前の「大学入学資格検定(大検)」に合格している場合は、「大学入学資格検定 合格」とそのまま書きます。

ほかの欄で、伝えられることは多くあります

学歴欄が短いぶん、読む側の目はほかの欄に向きます。

欄書けること
職歴欄アルバイトも含めて、続けてきた仕事と担当した作業
免許・資格欄運転免許、講習の修了、職業訓練で取った資格、高卒認定
本人希望記入欄入れる曜日と時間、いつから働けるか
志望動機その仕事を選んだ理由と、続けたい理由

とくに、何年続けたかは、学歴より雄弁です。同じ職場で2年、3年と続けた経験があれば、職歴欄と志望動機で具体的に書いてください。職業訓練を受けた場合の書き方は職業訓練の書き方で解説しています。

面接で学歴について聞かれたら

中退の理由を聞かれたら、事実を短く答え、そのあと何をしてきたかにつなげます。「家庭の事情で退学し、その後は〇〇で3年間働いてきました」のように、今に話を戻せば十分です。やめたことを長く謝る必要はありません。

Rirekisyで作る場合

Rirekisyの学歴欄には、入学・卒業年度の自動計算があります。生年月日から目安の年が出るので、中学校の卒業年や高校の入学年が思い出せないときに使えます。中途退学の年月は、自分で入力してください。

学歴は、学校名・入学年月・卒業年月と区分を1件ずつ入力します。区分で「中途退学」を選ぶと、帳票に「〇〇高等学校 普通科 中途退学」の行が出ます。「通信制課程」などは、学校名の欄に続けて書いてください。1行目の表記は「入学」に決まっているので、「転入学」と書き分けることはできません。高卒認定は免許・資格欄に、名称と合格年月を組にして入力します。

よくある質問

Q. 高校に数か月しか通っていません。それでも書きますか

書きます。在籍した期間の長さにかかわらず、入学と中途退学の2行を書きます。

Q. 高卒認定に合格したら、最終学歴は高卒になりますか

なりません。学歴欄は実際に在籍した学校で書き、高卒認定は免許・資格欄に合格として書きます。高卒以上を応募の条件にしている求人では、高卒認定を同等として扱うかどうかが求人ごとに違うので、応募先に確認してください。

Q. 高校を休学していた期間があります

短期間なら書かなくて構いません。入学と卒業(または中途退学)の年月が正しければ足ります。1年以上休学していて年がずれている場合は、「病気療養のため1年間休学」のように1行添えると、読む側が迷いません。

Q. 中退した高校の名前が変わっています

在籍していた当時の名前で書き、変わった後の名前を「〇〇高等学校(現・〇〇高等学校)」のように添えると、確認する側が迷いません。

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