公開日:2026年10月6日

警備の仕事は、建物を守る施設警備と、工事現場やイベントで人や車を誘導する警備とで、働き方がまったく違います。履歴書で見られるのも、まずは入れる現場と時間です。応募先がどの警備かを確かめてから書き始めてください。
まず、どの警備の募集かを確かめます
警備の仕事は、法律(警備業法)で4つに分けられています。応募先がどれを主にしているかで、見られる経験も、入れる時間の書き方も変わります。
| 区分 | 仕事の例 | 働き方の特徴 |
|---|---|---|
| 施設警備(1号) | オフィスビル、商業施設、病院の巡回・出入管理・防災センター | 日勤・夜勤、24時間の当務がある現場も |
| 交通誘導・雑踏警備(2号) | 道路工事、駐車場、イベント会場 | 現場が日ごとに変わる。屋外の立ち仕事 |
| 輸送警備(3号) | 現金や貴重品の運搬 | 運転免許が求められることが多い |
| 身辺警備(4号) | 要人などの身辺の安全確保 | 経験者の募集が中心 |
未経験から応募しやすいのは、施設警備と交通誘導です。募集要項に書かれている現場の種類を、先に読んでください。
18歳未満は、警備員として働けません
警備業法で、18歳未満の人は警備員になれないと決められています。生年月日の欄は、この確認にも使われます。正確に書いてください。
また、採用の手続きでは、法律で定められた条件に当てはまらないことを確かめるため、本籍地の市区町村が発行する身分証明書などの提出を求められることがあります。応募の段階で書くことではありませんが、内定後に取り寄せる書類として知っておくと慌てません。
最初に見られるのは、入れる時間帯です
警備は、現場の時間に合わせて人を配置する仕事です。日勤・夜勤・当務のどれに入れるかを、本人希望記入欄に書いてください。
日勤・夜勤ともに勤務可能です。 勤務可能日:月〜土(日曜は家庭の事情により不可) 交通誘導の現場は、自家用車での直行・直帰が可能です。
交通誘導の募集では、現場へ直行できるかがよく聞かれます。車やバイクで移動できるなら書き添えてください。
資格は、正式名称で書きます
警備の資格の中心は、公安委員会が行う警備業務検定です。業務ごとに1級と2級があります。
| よく書かれる呼び方 | 正式名称での書き方 |
|---|---|
| 施設警備2級 | 施設警備業務検定2級 合格 |
| 交通誘導2級 | 交通誘導警備業務検定2級 合格 |
| 雑踏警備2級 | 雑踏警備業務検定2級 合格 |
| 指導教育責任者 | 警備員指導教育責任者資格者証(〇号業務) 取得 |
| 防災センター要員 | 防災センター要員講習 修了 |
| 上級救命 | 上級救命講習 修了 |
| 普通免許 | 普通自動車第一種運転免許 取得 |
検定の名前は、合格証明書に書かれているとおりに写してください。交通誘導の検定は、一部の道路の工事現場で合格者の配置が求められるため、持っていると任される現場が広がります。資格欄の並べ方は免許・資格欄の書き方で解説しています。
資格がなくても応募できます
警備の募集は、資格なし・未経験から始められるものが多くあります。入社すると、法律で決められた新任教育を受けてから現場に出ます。資格がなければ免許・資格欄は運転免許だけ、なければ「特になし」で構いません。検定の取得を支援している会社も多いので、取りたい意思があれば志望動機に書けます。
職歴欄には、現場の種類を添えます
警備の経験がある場合、社名だけでは何をしていたかが分かりません。担当した現場の種類を1行添えてください。
2022年 4月 〇〇警備保障株式会社 入社 商業施設の施設警備(巡回・出入管理)を担当 2025年 3月 一身上の都合により退職
警備の仕事は、法律で労働者派遣が認められていません。そのため、警備の経験は警備会社に直接雇われていた職歴として書くことになります。配属された施設の名前を出せない場合は、「商業施設」「オフィスビル」のように種類で書けば足ります。
ほかの仕事の経験も、材料になります
警備の経験がなくても、次のような経験は伝わります。
| これまでの経験 | 警備につながる書き方 |
|---|---|
| 接客・受付 | 来客の案内、問い合わせへの応対 |
| 工場・倉庫 | 決められた手順を守る作業、フォークリフトなど構内車両の周りでの安全確認 |
| 建設現場 | 現場の動線や重機の動きに慣れている |
| 夜間の仕事 | 夜勤のリズムで長く働いてきた |
志望動機は、続けられる理由を書きます
警備の採用で気にされるのは、決まった時間に確実に現場へ来てもらえるかと、長く続けてもらえるかです。
前職では倉庫で5年間、入出庫の管理を担当していました。 決められた手順を守ることを大事にしてきたので、その経験を 施設の安全を守る仕事で生かしたいと考え応募いたしました。 夜勤にも対応でき、交通誘導警備業務検定の取得を目指しています。
「体力に自信があります」だけでは根拠になりません。立ち仕事や夜勤を続けてきた年数など、事実で書いてください。志望動機の型は志望動機の書き方で解説しています。
Rirekisyで作る場合
Rirekisyの免許・資格欄は、名称と取得年月を組にして行を追加する形です。帳票の欄は7行あります。検定の合格証明書と運転免許証を手元に並べて、取得した順に入れるのが基本です。応募先の仕事に関係の深い検定を上に置いても構いません。
アルバイトで応募する場合は、様式を「バイト用」にすると、勤務できる曜日・時間帯・勤務開始可能日を専用の欄に分けて書けます。
よくある質問
Q. 60代でも応募できますか
できます。求人の募集で年齢を制限することは原則として禁止されています。入れる時間と、立ち仕事や夜勤に対応できるかを具体的に書いてください。
Q. 警備員指導教育責任者の資格は、どの区分か書きますか
書きます。資格者証は業務の区分ごとに交付されるので、「(1号業務)」のように区分を添えてください。
Q. 前の警備会社を短期で辞めました
在籍した事実は書いてください。理由は履歴書に「一身上の都合により退職」とし、聞かれたときに説明します。
Q. 夜勤だけで働きたいのですが、書いてよいですか
書いてください。夜勤の人手を探している現場は多く、条件が合えばそのまま検討されます。