公開日:2026年10月6日

履歴書の性別欄は、以前は「男・女」のどちらかに丸を付ける形が当たり前でした。今は、書くかどうかを自分で決められる欄になっています。ただ、手元の用紙によって欄の形が違うので、迷う場面が残っています。順に整理します。
性別欄は、任意記載の欄です
厚生労働省が2021年4月に公表した履歴書の様式例では、性別欄は「男・女」から選ぶ形ではなく、自分で書き入れる欄になりました。様式例の脚注には「記載は任意です。未記載とすることも可能です」と書かれています。
書かないことを選んでも、それ自体が不利になることはありません。採用の選考は、本人の適性と能力で判断するのが基本だとされています(厚生労働省「公正な採用選考の基本」)。
書く場合の書き方
欄の形によって書き方が変わります。
| 欄の形 | 書き方 |
|---|---|
| 自由に書き入れる欄(厚生労働省の様式例) | 「男」「女」など、自分の書きたい表記で書く |
| 「男・女」が印字された選択式(古い様式・一部の市販品) | 当てはまるほうを丸で囲む |
丸で囲む場合は、文字にかからない大きさで、1つだけ囲みます。手書きなら黒のボールペンで、定規は使わず丁寧に書けば十分です。
書かない場合の書き方
自由に書き入れる欄なら、空欄のままで構いません。「未記載」や「—」と書き入れる必要もありません。任意と明記された欄なので、空いていても書き忘れには見えません。
選択式の用紙を使っている場合
「男・女」が印字された用紙でも、どちらにも丸を付けずに出すことはできます。ただ、この形だと書き忘れに見える可能性が残ります。書かないと決めているなら、任意記載になっている様式を使うほうが、意図がそのまま伝わります。応募先から様式の指定がある場合は、その様式に従ってください。様式ごとの違いは履歴書の様式の選び方で解説しています。
書くかどうかは、自分で決めて構いません
性別欄を任意にした理由の一つは、性別を書くことに抵抗や不安がある人が、応募の段階でそれを求められないようにすることです。書く場合に何と書くかも、本人の判断に委ねられています。
一方で、入社が決まったあとの社会保険などの手続きでは、公的な書類として性別の届け出を求められることがあります。これは応募書類とは別の手続きです。履歴書の段階では、書くかどうかを自分の考えで選んでください。
ほかの欄との関係
性別欄を空けても、ほかの欄の書き方は変わりません。家庭の事情で仕事から離れていた期間を「家事に専念」と書く場合も、性別による違いはありません。写真や氏名から判断されることを気にして書き方を変える必要もありません。家庭の事情で離れていた期間の書き方は主婦の履歴書の書き方で解説しています。
Rirekisyで作る場合
Rirekisyの履歴書は、厚生労働省の様式例に沿っています。性別は「男」「女」「未記載」から選べ、「未記載」を選ぶと帳票の性別欄は空欄で出力されます。選択を変えれば、同じ内容のまま性別欄だけを切り替えて出し直せます。
よくある質問
Q. 性別欄を空けていると、面接で理由を聞かれますか
任意記載の欄なので、理由を説明する必要はありません。聞かれた場合も、「任意の欄なので記載していません」と答えれば足ります。
Q. 応募先の指定の用紙で、性別欄が必須になっています
指定の様式に従ってください。書きたくない事情がある場合は、応募先に事前に相談することもできます。
Q. 丸を付け間違えました
手書きの書き間違えは、修正液や修正テープを使わず、書き直すのが基本です。直し方は書き間違えたときの記事で解説しています。
Q. 職務経歴書に性別は書きますか
書きません。職務経歴書は経験とできることを伝える書類で、性別を書く欄はありません。