公開日:2026年10月13日
通勤時間の欄は、数字を書くだけの小さな欄です。それでも、どこからどこまでの時間なのか、徒歩は入れるのかで迷います。応募先がこの欄で見ているのは、無理なく通えるかどうかです。実際にかかる時間を、そのまま書けば足ります。
通勤時間欄は、すべての履歴書にある欄ではありません
厚生労働省が2021年4月に公表した履歴書の様式例には、通勤時間の欄はありません。この欄があるのは、市販の履歴書の一部です。欄のない様式を使っているなら、書き足す必要はありません。様式ごとの違いは履歴書の様式の選び方で解説しています。
書くのは、ドアからドアまでの片道の時間です
通勤時間には、自宅を出てから勤務先に着くまでの、片道の時間を書きます。電車に乗っている時間だけではありません。
| 含めるもの | 含めないもの |
|---|---|
| 自宅から駅やバス停までの徒歩・自転車 | 往復の合計(書くのは片道) |
| 電車・バスに乗っている時間 | 余裕を見て早く出るぶんの時間 |
| 乗り換えにかかる時間 | |
| 降りた駅から勤務先までの徒歩 |
乗換案内のアプリで調べるなら、自宅の住所から勤務先の住所までで検索してください。駅から駅までの時間だけを書くと、実際より短くなります。出勤する時間帯で調べるのも大事です。
5分単位で書きます
細かい分数まで書く必要はありません。5分単位に丸めて書きます。「約 時間 分」と印刷されている欄には、数字だけを入れます。1時間に満たない場合は、時間のところに「0」と書くか、空けて分だけを書きます。
約 0 時間 45 分
短く書いても、得はありません
通勤時間が長いと不利になるのでは、と短めに書きたくなることがあります。実際にかかる時間を書いてください。住所は同じ履歴書に書いてあるので、読む側はおおよその見当がつきます。短く書いて入社しても、毎日の遅刻や疲れとして表に出ます。
通勤に時間がかかる場合は、数字を変えるのではなく、続けられる根拠を本人希望記入欄や志望動機に書けます。前の職場にも同じくらいの時間をかけて通っていた、始発駅なので座って通える、といった事実です。
車・バイク・自転車で通うとき
車やバイク、自転車で通うつもりなら、その手段でかかる時間を書きます。車通勤やバイク通勤が認められているかどうかは、応募先によって違います。募集要項を確かめ、書かれていなければ、本人希望記入欄に「自家用車での通勤を希望いたします」と書いておくと、面接で話が早く進みます。
勤務地が決まっていないとき
勤務地が複数ある求人や、配属が入社後に決まる求人では、通勤時間を1つに決められません。
| 状況 | 書き方 |
|---|---|
| 希望する勤務地がある | その勤務地までの時間を書く。本人希望記入欄に「〇〇店での勤務を希望」と添える |
| 勤務地がいくつか挙げられている | 自宅からいちばん近い勤務地までの時間を書く |
| 配属先がまったく分からない | 空欄で構わない |
| 在宅での勤務 | 空欄で構わない |
引っ越す予定があるとき
入社までに引っ越すことが決まっているなら、引っ越したあとの住所からの時間を書きます。そのうえで、本人希望記入欄に転居の予定を1行添えてください。
〇月に〇〇市へ転居予定です(通勤時間は転居後の住所から算出しています)。
引っ越すかどうかがまだ決まっていない段階では、今の住所からの時間を書きます。住所欄の書き方は住所・連絡先欄の書き方で解説しています。
Rirekisyで作る場合
Rirekisyの履歴書は厚生労働省の様式例に沿っているため、通勤時間の欄はありません。書き足す必要もありません。
通勤の手段や転居の予定など、応募先に伝えておきたいことは、本人希望記入欄に書いてください。アルバイト・パートで応募する場合は、様式を「バイト用」にすると、勤務できる曜日や時間帯を専用の欄に分けて書けます。
よくある質問
Q. 通勤時間が90分を超えます。不利になりますか
長いことだけで決まるわけではありませんが、続けられるかは見られます。同じくらいの時間をかけて通っていた経験があれば、本人希望記入欄や志望動機に書いてください。
Q. 往復の時間を書いてしまいました
読む側が住所から見当をつけるので、大きな問題にはなりにくいです。面接で触れられたら、片道の時間を伝えてください。
Q. 最寄り駅も書く欄があります
自宅の最寄り駅を、路線名と一緒に書きます。「〇〇線 〇〇駅」の形です。駅まで徒歩で何分かを書く欄があれば、それも埋めます。
Q. 学生で、学校から直接アルバイトに行きます
書くのは自宅からの時間です。学校から向かう日があることは、本人希望記入欄に勤務できる時間と合わせて書いてください。