公開日:2026年10月19日

職歴欄に会社名を書こうとして、株式会社が前に付くのか後ろに付くのか分からない。働いていた店の名前は分かるのに、会社の名前が出てこない。こうした場面は珍しくありません。会社名は、正式な名前を確かめてから書きます。確かめる場所も決まっています。
会社名は、正式な名前で書きます
履歴書の職歴欄には、会社の正式な名前を書きます。ふだんの呼び名や略称ではなく、会社の登記に使われている名前です。
| 書き方 | 判定 |
|---|---|
| 株式会社〇〇 | 正しい |
| (株)〇〇、㈱〇〇 | 略さない |
| 〇〇(通称・ブランド名だけ) | 会社名を確かめて書く |
「有限会社」「合同会社」「医療法人」「社会福祉法人」なども同じです。「(有)」「(同)」「(医)」のようには略しません。
前株と後株を確かめます
「株式会社〇〇」(前株)と「〇〇株式会社」(後株)は、別の表記です。どちらなのかは会社ごとに決まっているので、覚えている呼び方で書かず、確かめてから書いてください。
| 確かめる場所 | 見るところ |
|---|---|
| 給与明細、源泉徴収票 | 支払者の名前 |
| 雇用契約書、労働条件通知書 | 会社の名前 |
| 会社のウェブサイト | 会社概要のページ |
| 健康保険証、離職票 | 事業所の名前 |
店の名前しか分からないとき
飲食店やコンビニエンスストアで働いていた場合、店の名前と、雇っていた会社の名前が違うことがあります。フランチャイズの店では、雇い主は本部ではなく、その店を運営している会社や個人です。
職歴欄には、雇い主の会社名を書き、店の名前を添えます。会社名は、給与明細や源泉徴収票で確かめられます。店の名前まで添えて1行に収まらないときの分け方は学歴・職歴が1行に収まらないときの書き方で解説しています。
2022年 4月 株式会社〇〇(△△ 〇〇駅前店) 入社
個人が経営している店で、会社になっていない場合は、店の名前をそのまま書きます。
2022年 4月 〇〇食堂 入店
社名が変わったとき
書き方は、いつ変わったかで分かれます。
| 変わった時期 | 書く名前 | 添え方 |
|---|---|---|
| 在籍している間に変わった | 退社した時点の社名 | (旧社名:〇〇株式会社) |
| 退社したあとに変わった | 在籍していた当時の社名 | (現・〇〇株式会社) |
| 今も在籍していて、途中で変わった | 今の社名 | (旧社名:〇〇株式会社) |
2018年 4月 株式会社〇〇(現・株式会社△△) 入社 2022年 3月 一身上の都合により退職
添えておくと、応募先が会社を調べたときに迷いません。合併や分社化で会社そのものが変わった場合の書き方は学歴・職歴欄の書き方で解説しています。
倒産や廃業で、会社がなくなっているとき
倒産や廃業で会社がなくなっていても、在籍していた当時の名前で、そのまま書きます。「(現在は廃業)」のように添える必要はありません。退職の行は、倒産が理由なら「会社都合により退職」です。
派遣・グループ会社の場合
グループ会社で働いていた場合は、雇用契約を結んでいた会社の名前を書きます。親会社やグループ全体の名前ではありません。派遣で働いていた場合は、派遣元と就業先の両方を書く形になります。書き方は派遣の履歴書の職歴の書き方で解説しています。
Rirekisyで作る場合
Rirekisyの職歴欄は、会社ごとに会社名と入社・退社の年月を入力する形です。会社名の欄は自由に入力できるので、「株式会社〇〇(現・株式会社△△)」や「株式会社〇〇(△△ 〇〇駅前店)」のように、添え書きまで入れてください。帳票には、入力した会社名に「入社」「退社」が付いて出ます。
よくある質問
Q. 前株と後株を間違えて提出しました
それだけで不採用になることは考えにくいです。連絡し直す必要はありません。次に出す分から直してください。
Q. 会社名が英字です。カタカナに直しますか
直しません。登記どおりの表記で書きます。読み方が分かりにくい場合でも、ふりがなを付ける必要はありません。
Q. 会社名が長くて、1行に収まりません
略さずに、2行に分けて書きます。会社名と店名・部署名のあいだで分けてください。
Q. 応募先の会社名は、どこで確かめますか
募集要項と、会社のウェブサイトの会社概要です。志望動機では「貴社」と書くので、会社名を書くのは封筒や送付状の宛名です。そこでも略さずに書きます。