公開日:2026年10月19日

前の会社で取った社内資格や、社内の認定。努力して取ったものなので、履歴書に書きたくなります。ただ、会社の外の人には、その名前から中身が伝わりません。書く場所を替えれば、同じ経験をきちんと伝えられます。
社内資格は、免許・資格欄には原則として書きません
社内資格(社内検定、社内認定、社内の等級など)は、履歴書の免許・資格欄には、原則として書きません。その会社の中だけで通じるもので、応募先の担当者には、名前を見ても何ができるのかが分からないためです。
| 種類 | 例 | 免許・資格欄 |
|---|---|---|
| 国家資格・免許 | 運転免許、介護福祉士、フォークリフト運転技能講習 | 書く |
| 公的・民間の検定 | 日商簿記検定、実用英語技能検定 | 書く |
| 社内資格・社内認定 | 社内の接客マイスター、社内の等級、社内研修の修了 | 原則として書かない |
書いてはいけないという決まりではありません。読む側に伝わらないものを並べるより、伝わる欄に書くほうが得だという話です。
書く場所を替えます
社内資格を取ったという事実は、仕事ぶりが社内で認められたということです。資格としてではなく、実績として書くと伝わります。
| 書く場所 | 書き方 |
|---|---|
| 職務経歴書の業務内容・実績 | 何の認定か、どんな基準で、何人中何人が取れるものかを添える |
| 履歴書の志望動機・アピールの欄 | 認定を受けるまでに続けたことを、1〜2文で書く |
| 自己PR | 認定の名前より、認められた中身(接客、技術、指導)を前に出す |
社内の接客認定(全店スタッフ約200人のうち、年に10人ほどが認定)を 入社3年目に取得しました。
名前だけでなく、どれくらい難しいものかを添えるのがこつです。人数や基準が分かると、社外の人にも重みが伝わります。数字が分からない場合は、「筆記と実技の試験に合格」「店長の推薦が必要」のように、取るための条件を書いてください。
免許・資格欄に書いてよい場合
次のような場合は、免許・資格欄に書いて構いません。
| 場合 | 理由 |
|---|---|
| 同じ会社・同じグループの中で応募する | 読む側が中身を知っている |
| 同じ業界で広く知られている認定 | 応募先でも通じる |
| メーカーや団体が社外の人にも出している認定 | 社内資格ではなく、民間の資格に当たる |
書く場合は、認定した会社の名前を添えます。何の資格か分からないまま並んでいる状態を避けるためです。
2023年 6月 株式会社〇〇 社内認定 〇〇マイスター 取得
社内研修や講習の修了は、どう扱うか
社内の研修を受けたことは、資格ではありません。免許・資格欄には書かず、職務経歴書に「〇〇研修(3日間)を修了」のように書きます。一方、会社の指示で受けた社外の技能講習や特別教育(フォークリフト、玉掛けなど)は、会社を辞めても自分のものです。こちらは免許・資格欄に書きます。免許・資格欄の書き方は免許・資格欄の書き方で解説しています。
免許・資格欄に書くものがないとき
社内資格しか持っておらず、免許・資格欄が空くことがあります。その場合は「特になし」と書きます。空欄を埋めるために、社内資格を並べる必要はありません。取得に向けて勉強している資格があれば、「〇〇の取得に向けて勉強中」と書けます。
Rirekisyで作る場合
Rirekisyの免許・資格欄は、名称と取得年月を1件ずつ入力する形です。社内資格を書く場合は、名称の欄に、認定した会社の名前まで入力してください。
社内での認定を実績として伝えるなら、職務経歴書の「業務内容・実績」の欄が向いています。認定の名前と、取るための条件や人数を一緒に書けます。
よくある質問
Q. 社内資格を書いたら、評価が下がりますか
下がることは考えにくいです。ただ、中身が伝わらないので、評価が上がることも期待しにくくなります。伝わる形で、職務経歴書に書くほうが得です。
Q. 社内の等級や役職は、資格ですか
資格ではありません。役職は、職務経歴書に「〇年〇月 副店長に昇格」のように書きます。
Q. 社内表彰は、どこに書きますか
職務経歴書の実績か、自己PRに書きます。何が評価された表彰かを一言添えてください。
Q. 前の会社のことを、どこまで書いてよいですか
認定の名前や取った時期は書いて構いません。社外に出してはいけない情報(取引先の名前、売上の細かい数字など)は書かないでください。